富士山 【平成富士山道中記】富士山まで歩いて登りに行ってきた(15)東海道 藤沢〜神奈川 さて、前回に続いてまた遊行寺へやってきた。12月も半ばとなると少し冷える。凛とした朝の空気のなか、惣門をくぐっていろは坂を上ると、誰もいない広い境内の真ん中に本堂がでんと構えている。遊行寺を独り占めだ。前回、遊行寺本堂はひたすら大きいと書いたが、今日もその感想はかわらない。本堂はやはりひたすら大きく、そのどっしりとしたシンメトリーは訪れる者の気持を落ち着かせる。 2019.11.24 富士山平成富士山道中記街道
本 響き合い静かに奏でられる32章 千葉雅也『アメリカ紀行』 ざらっとした手触りの用紙にタイトルと著者名だけ印刷されたシンプルなデザインのカバー。ぱらぱらページをめくると、天地とノド・小口にたっぷり余白をとった文字組みにモノクロの写真が配されている。「哲学の中心はいま、アメリカにあるのか?」という帯のコピーは「32のvariationsで奏でるアメリカ。新しい散文の形。」と続く。 2019.11.04 本